居宅生活訓練事業

居宅生活訓練事業とは

・救護施設の事業です。施設に入所(在籍)したまま行う事業です。

・利用者のかたの自立支援・地域生活移行支援のひとつです。

・施設近隣の住居で、一人暮らしができるよう生活訓練を行います。

・この訓練事業に先立ち、施設内で、より居宅生活に近い環境で一人暮らしに備えます。

 

旭寮の方針

・この事業は個別支援サービスの一つとします。

・将来、施設を退寮し一人暮らしをすることを想定して訓練し支援します。

・希望や余裕のあるかたには、就労支援も行います。

・将来、他のサービスも利用可能かどうか、他種別の施設と連携をはかります。

 

経過

・平成24年度から取り組むことを事業計画に盛り込む。

・県内の救護施設協議会での研修や、他で既に事業を行っている県外施設の見学等を行う。

・利用者のかた全員に、この事業の説明を行い、このサービスを受けたい希望者を募る。(平成24年7月)

・希望者の中から、職員により訓練が可能であるかたを8名選ぶ。

・1名の訓練希望者と伴に近隣のアパートを探し、1室を契約する。(平成24年12月)

・家財道具をそろえ、試しとしてアパートへ寝泊まりをし、不具合点を探る。(平成25年1月)

・1名の訓練者が継続してアパートに住み始める。(平成25年3月)

・平行して、他の利用者4名がそれぞれ近隣にアパートを探し、契約する。

・平成25年4月より、5名の利用者が居宅生活訓練を開始する。

 

費用

・基本的に長野市での在宅における生活保護費と同額をご自分で管理していただきます。

・長野市での在宅による生活保護受給者には家賃補助が出るので、アパート代は施設が負担します。

・一人暮らしにおいて最低限必要な生活用品(冷蔵庫、洗濯機、ベッド、暖房機、IHコンロ等)は施設で用意します。

・電気、ガス、水道等の料金は利用者自身が支払います。ただし携帯電話料金は連絡用のため施設が負担します。

・将来、退寮して一人暮らしをする可能性があり、そのために、なるべく貯金をするよう心懸けていただいています。

 

訓練の様子

将来、利用者が退寮し一人暮らしできることを想定し、本人が住みたい場所でアパートを借ります。先ずは利用者と共にアパート探しから始まります。施設から徒歩5~10分程の所から10km以上離れた場所まで様々です。

 

家財道具も一人暮らしへ移行することを考慮し、利用者好みのものを購入します。

 

アパート内の様子です

 

生活費はご自分で監理して頂いてます

 

冷蔵庫の中も、その方の個性がでます

 

自転車を利用される方もいます

 

訓練している方が集まり消火器訓練

 


保護施設通所事業

・居宅生活訓練を終了し、ご自分で生活できるようになり旭寮を退寮した方の中には、生活に不安を感じる人もいます。その様な方を対象に生活を支援するサービスが保護施設通所事業です。

・このほか旭寮を退寮された方以外の近隣に在住している生活困窮者の方の支援も行います。

・この事業は、施設への通所の他、訪問での在宅支援も行います。